新年
新年明けましておめでとうございます。
昨年末にHIWATT DR103を手に入れたのですが、それまで体感してきたJCM800やVOXAC30とは全く違うタイプのアンプでかなり困惑しております。
JCM800が22kgで、VOXAC30が32kg
そしてDR103が28kgとのことで、すでにスタジオ移動で右手が戸愚呂弟レベル、腰はすでに限界です。JCM800みたいな左右非対称中身よりかは中身が寄ってないDR103の方が持ちやすいですが...
【使用機材】
■HIWATT DR103 2006年製復刻
■momose jazzmaster Loller×2
■オヤイデ QAC202
さっそく超主観のレビューを始めます。僕の音作りはかなり現代の音作りとは乖離しているので参考ならないかと思います。
まずは音質から。
とにかく歪まないです。チャンネルリンクしてゲインをフルにしても全く歪みません。
※ちなみに僕は普段JCM800のGAINはフルです。
EQの効きは抜群に良くシングルコイルのせいかややハイが出る傾向にあります。ハムのテレキャスターで試しましたがややこもる印象です。(こちらはほんのり歪みます)
シングルはハイが出ると言っても800のようなハイやfenderアンプのような煌びやかなハイはでません。吉村さんがマッチレスやJC120台と2台鳴らしているのはおそらくハイを補うためかと推測しています。※ちなみに吉村さんはHIWATT LEAD 100使用
それに対してローエンドやローミッドあたりの押し出しが非常に強く、スタジオでは歌のローとモロに被ってしまいます。歌もので使用するにはそれなりに音域を調整する術が必要かと思います。
エフェクターのノリは非常によく、
・EQD Hoof fuzz
全帯域満遍なくスポイルされず出力されます。とてつもなく太く解像度が高く爆音が出ます。fuzzを使うためのアンプなんじゃないかと勘違いします。
ちなみにHoofは元々かなりハイファイな音像なのでそのまま出てしまいあまり好みではありませんでした。おそらくヴィンテージのラムズの様な「ブボァー」としたサウンドであればおよそ想像したようなオルタナティブなディストーションサウンドが出るかと思います。
・electroharmonics deluxe memory man reissue & nano
どちらもとてもノリがいいです。memory manが引っ込んでしまうと悩んでいる人には最高ですね。特にリイシュー筐体のものは低音弦のディレイ音がゴロンと出てくるのでとっても好みです。空間系を使うためのセンドリターンなんてなくても問題ないと思います。
・EQD lifepedal V2
使用が難しいとされていたRATチャンネルも使い方によってはアンプライクな歪みに変化します。(とはいってもボリュームを絞った時の反応や繊細さなどはアンプの歪みに到底敵いません)
この歪みの本当の良さを初めて知った気がします。sunno))サウンドは間違い無く出ます。
手持ちのペダルが全くなかったのでこの程度でしか紹介はできませんが、
ブリティッシュなディストーションサウンドを求め、メインの歪みを探すのあれば、box of rock、SL drive、OCD、la grangeあたりがいいかなと思います。(ちなみにGEZANのイーグルくんはDR103とbox of rock)
とにかくヘッドルームが異常に広いので正直どんなエフェクターでも相性が良い、まっさらで巨大なキャンバスです。(謎イメージ)
今後の展望として、歪まなさすぎるアンプをどう歪ませるかが課題となり、
サウンドクルーのジャッキーさんに泣きついたところ(僕は正直全く使いこなせなくて落ち込んでました)
・8Ω出し、16Ω受けで歪ませる
・115V設定でステップアップトランスを使用しない
・チャンネルリンクのリンク方法を変更(ハイinputからハイinputへ)
といった方法を教えてもらいました。
ブリティッシュ系アンプの一つの到達点として使いこなしていきたいと思ってはいますが、
正直な所とてつもなく険しい道でして、実際にライブで使うのはかなり先になりそうです。
去年の頭にアルバムレビューするって言ってたのはどこかに消えました
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