新年2

実は年末年始がずっと仕事で、夜は友達と遊んだりスタジオに入ったりと年末年始なのにかなり多忙でした。

2021年はほぼライブがなく、12/26のDischarming man、11/13のanthology three chordの二本のみ。(他に何かあったかも...)


とはいいつつもスタジオには多い時でDischarming manの週二回、少なくても週一では入っていたので常にアンプを爆音で鳴らし続ける日々でした。

特にお世話になったのがJCM800。

TwitterでJCM800への愛をつらつらと並べたこともありましたが、とにかく最高のアンプなんです。

オールドマーシャルに800は含まないって言う人もいますが、800はオールドの良さとモダンマーシャルの良さがハイブリッドされていてかつ、オールド寄りってのが最高なんですよね。

(もちろんオールドの太さはありませんが....)


900や2000にはもう二度と戻れないです。それぐらいの素晴らしさがあります。

いいところを沢山リストアップすると、

【良いところ】

・アンプの歪みのタッチによるダイナミクスが大きい

 >ゲインをフルにしてもタッチや、ギター側のボリュームで簡単にクリーンが出せる。ニュアンス命のDischarming manでの演奏には欠かせない。

・ファズのノリが非常に良い。(900や2000の歪みチャンネルと比べて)

 >そもそもファズはアンプがやや歪んでいる方がいい音がするという自論があります。HIWATTを除き。

・アンプを歪ませた際に巻き弦の解像度の高さと歪みのノリが良い。(謎理論展開していてとても抽象的です。エフェクターの歪みだとこれが全く無い)

・アンプがかなり歪んでいてもマスターボリュームを上げ、ある程度の音量になるとファズの音量がとても出るようになる。(小さいボリュームだとそもそもの出音とファズの音がデジタルっぽいうえにショボイ音になる)

・ある程度の音量と太さが出るように音作りをするとアンプがやや歪みますが、その歪んだ状態のアンプにエフェクターをかけると、ハイファイなペダルでもうっすらと歪みがかかりハイファイさが和らぐ。(実はこれとっても助かってます。ハイファイなペダルがとても苦手なので)

・中古価格が安価。

 >オリジナルの中古でも10万いかない程度、ちなみに僕のは88年製で札幌の楽器屋で5万で購入しました。


【悪いところ】

・重い。

 >これは当たり前ですね。22kgあります。昔聞いた噂ではカウパーズの世代の先輩方はアンプ運びすぎて右手だけめっちゃ太いらしいです。

・センドリターンがない。

 >レベルやゲインのついていない空間系のペダルはとにかくへっこみます。

・大音量じゃないといい音が出ない。

 >昔ゲンドウさんのレコーディングに見学に行った時、めっちゃいい音だな〜ってブースに入ったら音デカすぎて死の危険を感じたことがあって、それ以来でかい音でやってます。

古いアンプを使ったことがない人からすると半分冗談みたいな話ですが、プリ部だけじゃなくてパワー部でも歪むことからパワー部に負荷をかけて大音量にした時にパワー部を歪ませた時にしか出ない音が出ます。とても良い音。(新しいアンプじゃ意味ないです。うるさいだけです)

・かなりドンシャリです。

 >シングルコイルで使用するととにかくドンシャリです。音量を出すとその傾向が顕著で、ハイも出るわ、ローも出るわで大変です。ハイは削れますがローはつまみを0にしてもかなり出ます。ちなみに僕はjazzmasterのリアでGAINフル、TREBLE、BASS、PRESENCE全て0、MASTER9時、MIDDLE9時です。状況に応じてTREBLEで輪郭を調整してます。

・このアンプに慣れるとモダンなアンプをうまく扱えなくなる

 >とにかくモダンなアンプが難しく感じます。というか使うと冷や汗が止まらなくなるぐらいうまく使えなくなります。


以上です。みんな800買ってね!




racef/ort/hep/rize